ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番収集記R

様々なピアニストによるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」の録音を収集。聴き込んだ上で、独自の基準により採点、ランキングし、それを公開するサイトです

1位~10位

1位:ボレット(’69ライブ)

十数年にわたるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」の収集にあって、ついに辿り着いた最高の決定版がコレ。これ1枚あれば、ほかは必要ないくらい、圧倒的な第1位。 ということで、ホルヘ・ボレットの旧盤です。オケは、インディアナ大学の学生。モノラル録音…

2位:バルト旧録(EMI盤)

ツィモン・バルトの旧録。エッシェンバッハ指揮、ロンドン交響楽団。冒頭、超スローペースで引き始めたと思うと、いきなりテンポを自在に揺らす揺らし始めます。もう、一癖も二癖もある、超個性的な演奏に衝撃。 ですが、こんな衝撃は小さなものでした。この…

3位:バルト('03新録CD-R)

ツィモン・バルトのソロ。エッシェンバッハとの89年(EMI)以来の新盤で、今回も同じくエッシェンバッハ指揮、オケは北ドイツ放送響。レーベルは「En Larmes」、CD番号は「ELS 03-457」。CD-Rとなります。 まず、音質が最良。今まで聴いた中で最も美しい録音…

4位:ケルダー

オイゲン・ケルダーのソロ、ヤルヴィ指揮。エストニア放送(ESTONIAN RADIO)の製作で、CD番号は「ERCD-012」。音は悪いかとおもいきや、個人的に大好きな「金属」感あるカーン・キーンといった感じの「クッキリ」な音質で十分に満足。 演奏はとにかくもう異…

5位:マツーエフ(旧録)

デニス・マツーエフのソロ、サッカーニ指揮。ブダペストフィルハーモニー管弦楽団の自主制作版。音質は、デジタル録音にしては、期待に反してかなり悪いです。ややこもった、モヤモヤ録音。もう、これが唯一の不満。 ということで、なんといっても演奏は文句…

6位:ホロヴィッツ(’78ライブ)

数あるホロヴィッツの録音の中で、最も完成度が高いのは、意外にもこの最晩年のもの。オーマンディー指揮、ニューヨークフィル。 テンポは普通より、やや遅め。それでいて、遅いと感じないのは、一貫して緊張感が漂い、最初から最後まで、雰囲気がひき締まっ…

7位:ヴァーシャーリー

ヴァーシャーリーのピアノ。アーノロヴィチ指揮、ロンドン交響楽団。 とにかく、1回聴いただけで、一瞬にして虜。これだけ感動したのは久しぶり。しかも、基本、上位盤は、聴き込む過程で徐々に好きになっていったものが多いですが、本盤はまさに対照的。あ…

8位:ガヴリーロフ(EMI)

ムーティ指揮、フィラデルフィア管弦楽団。とにかく圧倒される演奏。もちろん、その技巧と迫力にです。ということで、個人的に最も評価が高くなる、「テンポ速め」「切れ味鋭い」「力強い打鍵」の3つがすべて揃った理想的な演奏。この張り詰めた緊張感を、全…

9位:明美ちゃん(CD-R)

近所の小学生、明美ちゃん(当時12歳)の自主録音。2001年10月、彼女の通う市立南小の体育館にて行われたライブ音源。オケは同小吹奏楽クラブ、指揮は音楽教師で、同部顧問の武笠先生。ごく近い関係者のみにCD-Rで配布、もちろん市販など一切されていないため…

10位:ワイセンベルク(プレートル)

プレートル&シカゴ交響楽団。ステレオ録音ですが、ややモノラルっぽいやや軽い音質。かえって、ピアノの音色がくっきり、生々しく現れてます。 で、とにかくこの録音。ワイセンベルクのテクニックが壮絶。 最初から最後まで、とにかくバリバリ猛烈に弾きま…