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十数年にわたるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」の収集にあって、ついに辿り着いた最高の決定版がコレ。これ1枚あれば、ほかは必要ないくらい、圧倒的な第1位。 ということで、ホルヘ・ボレットの旧盤です。オケは、インディアナ大学の学生。モノラル録音…
ツィモン・バルトの旧録。エッシェンバッハ指揮、ロンドン交響楽団。冒頭、超スローペースで引き始めたと思うと、いきなりテンポを自在に揺らす揺らし始めます。もう、一癖も二癖もある、超個性的な演奏に衝撃。 ですが、こんな衝撃は小さなものでした。この…
ツィモン・バルトのソロ。エッシェンバッハとの89年(EMI)以来の新盤で、今回も同じくエッシェンバッハ指揮、オケは北ドイツ放送響。レーベルは「En Larmes」、CD番号は「ELS 03-457」。CD-Rとなります。 まず、音質が最良。今まで聴いた中で最も美しい録音…
オイゲン・ケルダーのソロ、ヤルヴィ指揮。エストニア放送(ESTONIAN RADIO)の製作で、CD番号は「ERCD-012」。音は悪いかとおもいきや、個人的に大好きな「金属」感あるカーン・キーンといった感じの「クッキリ」な音質で十分に満足。 演奏はとにかくもう異…
デニス・マツーエフのソロ、サッカーニ指揮。ブダペストフィルハーモニー管弦楽団の自主制作版。音質は、デジタル録音にしては、期待に反してかなり悪いです。ややこもった、モヤモヤ録音。もう、これが唯一の不満。 ということで、なんといっても演奏は文句…
数あるホロヴィッツの録音の中で、最も完成度が高いのは、意外にもこの最晩年のもの。オーマンディー指揮、ニューヨークフィル。 テンポは普通より、やや遅め。それでいて、遅いと感じないのは、一貫して緊張感が漂い、最初から最後まで、雰囲気がひき締まっ…
ヴァーシャーリーのピアノ。アーノロヴィチ指揮、ロンドン交響楽団。 とにかく、1回聴いただけで、一瞬にして虜。これだけ感動したのは久しぶり。しかも、基本、上位盤は、聴き込む過程で徐々に好きになっていったものが多いですが、本盤はまさに対照的。あ…
ムーティ指揮、フィラデルフィア管弦楽団。とにかく圧倒される演奏。もちろん、その技巧と迫力にです。ということで、個人的に最も評価が高くなる、「テンポ速め」「切れ味鋭い」「力強い打鍵」の3つがすべて揃った理想的な演奏。この張り詰めた緊張感を、全…
近所の小学生、明美ちゃん(当時12歳)の自主録音。2001年10月、彼女の通う市立南小の体育館にて行われたライブ音源。オケは同小吹奏楽クラブ、指揮は音楽教師で、同部顧問の武笠先生。ごく近い関係者のみにCD-Rで配布、もちろん市販など一切されていないため…
プレートル&シカゴ交響楽団。ステレオ録音ですが、ややモノラルっぽいやや軽い音質。かえって、ピアノの音色がくっきり、生々しく現れてます。 で、とにかくこの録音。ワイセンベルクのテクニックが壮絶。 最初から最後まで、とにかくバリバリ猛烈に弾きま…
ギーゼキングのピアノ、メンゲルベルク指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。1940年の録音で、もちろんモノラル。 とにかく、これまで聞いた全ての録音の中で、文句なし、ナンバーワンの激しさ。最初から最後まで、常に全開、もう飛ばしきり。ものすご…
数あるホロビッツの録音の中で、最も激しい演奏。コーツ盤すら比較になりません。ホロビッツのピアノで、41年の録音。バルビローリ指揮、ニューヨークフィル 。 この盤は、なんといっても、2~3楽章への橋渡し部分のピアノに尽きます。もう、ここ聴くためだ…
小山実稚恵のピアノ。フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団。2002年の録音で超高音質。ピアノの音が、しっかりキレイにとらえられています。 日本人による3番の演奏の最高峰。テンポをやや遅めにとり、一つ一つの音をクッキリ、それぞれ、かなりの力強…
サンチャゴ・ロドリゲスの新盤。マクレー指揮、レイクフォレスト交響楽団 。1994年ライブ録音。とにかく、第3楽章がスゴイんです。とくに「力強い演奏」「熱く激しい演奏」が好みの人は、なにがなんでも必聴。 1楽章。カデンツァが「小」なこともあるんです…
カツァリスなので、テクニックは完璧。速いテンポ、切れ味鋭く小気味良いのに、こういったタイプの演奏(アルゲリッチやコチシュなどが代表的)にありがちな、”軽さ”や”安っぽさ”に代表される小手先チマチマ感は一切感じられず、堂々としていてとにかく重厚…
バーンスタイン指揮、フランス国立管弦楽団。演奏は、終始スローペース。最初のピアノの入りの一音聞いただけで、「遅い!」。もう、プレートル盤のワイセンベルクは、見る影もありません。とにかく、終始ゆったり。 ただし、ふつう、こういうペースでやられ…
コンドラシン指揮、モスクワフィル。60年代のステレオ録音ですが、ピアノの音も生々しく、クッキリ大きめに捉えられており、十分満足できる音質です。 演奏は、とにかく「激しい」の一言。当時19歳のモギレフスキーですが、その年齢にそぐわぬ堂々とした雰囲…
ハイティンク&コンセルトヘボウ管弦楽団。定番中の定番。基本、キレイにまとまった、完成度の高い録音として評判のアシュケナージ。一般受けということで、あたりさわりのない、正統派というイメージです。 で、そんな数あるアシュケナージの録音の中でも、…
小澤征爾&ボストン交響楽団。キーシンのピアノの「つぶつぶ・きらきら」した美しい音色は特筆もの。終止、美しさあふれる演奏です。 個人的には、この曲に求める演奏の姿は豪快・雄大と爆発系。とにかく弾きまくる演奏が好みな手前、それほど高評価とはなっ…
スティーヴン・ハフのピアノ。リットン&ダラス交響楽団。ライブ録音ということもあり、もう完全に個性的な熱演。 具体的には、ヴァーシャーリやワイセンベルクといった、ギラギラして艶っぽい雄大な演奏、聴きこむほどにジワジワくる演奏とはちょっと違い、…
エレシュコのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番。プロバトロフ指揮、ソビエト国立交響楽団。とにかく、 「希代の奇演」との評判に引かれ、怖いもの見たさもあって、中古購入。全集ということで、1番~4番&パガニーニ。89年のデジタル録音で、音質は上々。特…
レヴァイン指揮、ベルリンフィル。かなり評判の高い録音。たしかに、完成度は高く、完璧といえる内容なのは疑うべくもなく。中でも特筆は、3楽章、11分10秒からのところ。ここでの低音の切れ味、その響き、力強さは圧巻。ものすごい迫力。その他も、全体を通…
ラトル指揮、ベルリンフィル。ブルーレイ。野外のライブですので、音質はやや微妙。一方で、あのブロンフマンですので、テクニックは完璧。カデンツァはもちろん「大」。 第1楽章の大カデンツァは、豪快で力強いですが、多少単調な感じも。とはいえ、圧倒的…
リス指揮ウラルフィル。音質は、ちょっとピアノがクッキリせず、もやもやした感じで若干不満も、オケは重厚。全体として及第点。演奏は、第一印象が「少し雑」。なんというか、ホロヴィッツのような熱演系でもなく、それでいてプレトニョフやルガンスキーの…
定番はアシュケナージ。ちょっと深いところではワイルド。一部の評価本では、トップに揚げられていたりもする、いわゆる「玄人受けする盤」というイメージがアリ。 とはいえ、実際はどうなのか。確かに、切れ味鋭く、軽快なテンポ。もちろん、テクニックは完…
フリクベリ指揮、エーテボリ交響楽団。68年なのにモノラルで、音質も並。カデンツァも小。しかも、後述しますが、3楽章ラストは、オケと全く息が合わずグダグダのまま最悪の状態で終了。それでも、最近の平板で面白みのない「キッチリ優等生的録音」にはない…
2011年の11月に発売された輸入盤です。ピアノはオールソン、スパーノ指揮でオケはアトランタ交響楽団。録音は2009年ということになります。 で、その内容。録音状態はまずまず。若干もやもやこもった感じで、ピアノの音もクッキリ出ませんが、許容範囲。注目…
ドイツの若手ヨーゼフ・モーグの録音。録音時24歳。全体的にバランスが良く、完成度が高い演奏。それでいて、後述するように3楽章では、完璧な技巧を豪快に披露するところもあります。 とはいえ、全楽章通じてめちゃくちゃに弾きまくるような豪快な演奏が好…
最低最悪の録音 Aくん すっごい否定。でも、そんな最悪って、いったいどこがそれほどまでにクソなの?むしろ知りたい!ってか興味でてきた 運営者うん。全部。もう、最低なの。100枚以上聞いてきたけど、こんな録音、初めて。ありえないよ、お金とって売るな…
空周りの拍子抜け Aくん アルゲリッチの3番。むしろ定番っていうか、一般的にはかなり評価も高いみたいだけど・・・ 運営者いやいやい、全然ダメ。っていうか、拍子抜け。がっかり。さすがに、最初期待して聴いたんだけど、なんていうか軽い。たしかにテクニッ…