ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番収集記R

様々なピアニストによるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」の録音を収集。聴き込んだ上で、独自の基準により採点、ランキングし、それを公開するサイトです

18位:アシュケナージ(ハイティンク)

f:id:GYOPI:20181101033205p:plain:rightハイティンク&コンセルトヘボウ管弦楽団。定番中の定番。基本、キレイにまとまった、完成度の高い録音として評判のアシュケナージ。一般受けということで、あたりさわりのない、正統派というイメージです。

で、そんな数あるアシュケナージの録音の中でも、正統派から一歩踏み出した、素晴らしい出来といえるのが、ハイティンク盤。

迫十分、テクニック抜群、スピード感あふれる演奏で、理想的な形。アシュケナージの、退屈な優等生的イメージが覆されます。ヴォロドス盤とならび、破綻手前ギリギリに踏みとどまった、完成度重視の録音の中での最高峰といえます。