11位~20位
ギーゼキングのピアノ、メンゲルベルク指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。1940年の録音で、もちろんモノラル。 とにかく、これまで聞いた全ての録音の中で、文句なし、ナンバーワンの激しさ。最初から最後まで、常に全開、もう飛ばしきり。ものすご…
数あるホロビッツの録音の中で、最も激しい演奏。コーツ盤すら比較になりません。ホロビッツのピアノで、41年の録音。バルビローリ指揮、ニューヨークフィル 。 この盤は、なんといっても、2~3楽章への橋渡し部分のピアノに尽きます。もう、ここ聴くためだ…
小山実稚恵のピアノ。フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団。2002年の録音で超高音質。ピアノの音が、しっかりキレイにとらえられています。 日本人による3番の演奏の最高峰。テンポをやや遅めにとり、一つ一つの音をクッキリ、それぞれ、かなりの力強…
サンチャゴ・ロドリゲスの新盤。マクレー指揮、レイクフォレスト交響楽団 。1994年ライブ録音。とにかく、第3楽章がスゴイんです。とくに「力強い演奏」「熱く激しい演奏」が好みの人は、なにがなんでも必聴。 1楽章。カデンツァが「小」なこともあるんです…
カツァリスなので、テクニックは完璧。速いテンポ、切れ味鋭く小気味良いのに、こういったタイプの演奏(アルゲリッチやコチシュなどが代表的)にありがちな、”軽さ”や”安っぽさ”に代表される小手先チマチマ感は一切感じられず、堂々としていてとにかく重厚…
バーンスタイン指揮、フランス国立管弦楽団。演奏は、終始スローペース。最初のピアノの入りの一音聞いただけで、「遅い!」。もう、プレートル盤のワイセンベルクは、見る影もありません。とにかく、終始ゆったり。 ただし、ふつう、こういうペースでやられ…
コンドラシン指揮、モスクワフィル。60年代のステレオ録音ですが、ピアノの音も生々しく、クッキリ大きめに捉えられており、十分満足できる音質です。 演奏は、とにかく「激しい」の一言。当時19歳のモギレフスキーですが、その年齢にそぐわぬ堂々とした雰囲…
ハイティンク&コンセルトヘボウ管弦楽団。定番中の定番。基本、キレイにまとまった、完成度の高い録音として評判のアシュケナージ。一般受けということで、あたりさわりのない、正統派というイメージです。 で、そんな数あるアシュケナージの録音の中でも、…
小澤征爾&ボストン交響楽団。キーシンのピアノの「つぶつぶ・きらきら」した美しい音色は特筆もの。終止、美しさあふれる演奏です。 個人的には、この曲に求める演奏の姿は豪快・雄大と爆発系。とにかく弾きまくる演奏が好みな手前、それほど高評価とはなっ…
スティーヴン・ハフのピアノ。リットン&ダラス交響楽団。ライブ録音ということもあり、もう完全に個性的な熱演。 具体的には、ヴァーシャーリやワイセンベルクといった、ギラギラして艶っぽい雄大な演奏、聴きこむほどにジワジワくる演奏とはちょっと違い、…