ラトル指揮、ベルリンフィル。ブルーレイ。野外のライブですので、音質はやや微妙。一方で、あのブロンフマンですので、テクニックは完璧。カデンツァはもちろん「大」。
第1楽章の大カデンツァは、豪快で力強いですが、多少単調な感じも。とはいえ、圧倒的な迫力で押し切るので、それなりに引き込まれます。
第2楽章は、それなり。圧で、なんといっても巻は、第3楽章。冒頭から、とにかくピアノが飛ばしまくり、オケをグイグイ引っ張っているのがハッキリ感じられます。聴いているだけで興奮する、ワクワクするようなライブ感。
明らかに、sonyのサロネン盤とは異なる、力強さ・激しさ・熱気。その旧盤とは比較になりません。DVD(映像つき)ということで、テクニックを視覚的に楽しむ意味でも、おススメです。